第3回 KYOTO COLLECTIONへの作品発表2018 | Morishita Laboratory |服飾デザイン研究室 [滋賀県立大学]
toggle
2018-11-22

第3回 KYOTO COLLECTIONへの作品発表2018

創立60周年を迎えたNDK日本デザイン文化協会京都支部による
第3回 KYOTO COLLECTION(京都コレクション)が平成30年11月16日(金)に行われました。

今年度のテーマは「原点回帰」とし、京都の伝統と文化に裏打ちされた美意識の継承と、ファッション文化の創造を目指した作品の数々が披露されました。
本研究室からは、上ケ市果穂さん、遠藤颯希さん、川井琴音さん、田中千尋さん、石田菜奈実さんの5名が発表しました。

場所 ホテル日航プリンセス京都

主催 一般社団法人NDK日本デザイン文化協会京都

共催 京都府 京都市
後援 京都商工会議所 京都織物卸商業組合 西陣織工業組合 京都百貨店協会
日本図案家協会 京都デザイン協会 繊研新聞社 染織新報社   京都繊維加工プロ集団

上ヶ市果穂     タイトル「花開く」
重なるフリルと温かみのあるニットで、優しい印象に仕上げました。ワンピースの可愛ら
しい花柄に合わせ、背中に大きなお花モチーフをあしらい、前から見る印象と後ろから見
る印象を変え、パッと花が開いたように表現しています。

 

遠藤颯希  タイトル「華」
自信を持った女性の内面から溢れる美しさ、華やかさをイメージして制作しました。黒色
で柄が特徴的な生地を、ふわりと広がる白いスカートと合わせ、女性の強い面と柔らかな
面が混ざった様子を表現しています。

 

川井琴音   タイトル「和魂洋才」
襟ぐりや、ウエスト部分に着物のシルエットの要素を取り入れ、和と洋が入り混じった明
治時代の日本を表現しました。また、身頃とスカートの柄を異なる方向にして、変化を出
しました。

田中千尋 タイトル「 京都の街」
落ち着いた色彩や上品さを感じる、京都の街並みを表現しました。

 

石田菜奈実 タイトル「ゆらめき」
マジョリカプリーツから生まれるドレープを生かし、歩くと広がる動きを作ることで、新
時代の訪れを大胆かつ華やかに表現しました。様々な色を重ねたチュールは、トップスに
大きなボリュームを与えます。

 

写真撮影 谷 研一